2018.04.01 カテゴリー:

今回は住宅編です。ICチップを使った補助錠が少し前から普及し始めました。これは鍵の代わりにチップの入ったカードやキーホルダー等で解錠するシステムです。ベースになっている補助錠は韓国製が多いのではないかと思います。韓国の一般家庭がTVに出ると必ずと言っていいほどドアに付いています。その為、デザインは似通っています。システムとしては番号をタッチしたり、スイカのように本体にカード等をかざすだけで解錠できます。鍵は自動でしまったり、衝撃を受けると警報を鳴らすものもあります。いい事ばかりですがですが、ここからマイナス面を書きます。これは一般には知られていませんが本体にスタンガンをあてると誤動作を起こし開くと言う事件が韓国で起こったそうです。すべてではないらしいですが開く可能性があります。本体は完全防水ではない為、雨の当たりやすい場所は故障しやすいです。基盤の故障は鍵屋は直すことが出来ないので取り外しメーカーに送らなければなりません。(その間ドアに穴が開いてしまう)。保証期間は1年。2年目以降故障したらお客さん負担になる。メーカーが倒産したら修理不能。(先日あるメーカーから販売元倒産で取り扱い中止の連絡がありました)本体価格が高い。(仕入れが3~8万円する為、取り付け総額は5万円以上。簡単に言うと鍵と言うより電化製品に近い為、寿命も短い。年配の人等は鍵は一生ものだと思っている人も多いがTVや電子レンジと同様に壊れたら買い替えるものです。このようにマイナス面も多いです。一部、日本製の商品(主に主錠用)の商品は緊急(故障・電池切れ等)の時の対処法が考えられているものもあります。いずれにしてもアナログの錠前より故障する可能性は高い事を心に止めておきましょう。書きたいことはまだまだあるので次回も住宅編です。

2018.03.28 カテゴリー:

世の中は便利になり、鍵も進化しています。最初に自動車にリモコンが採用され離れた場所から開閉が出来るようになりました。次にイモビライザー(電子的に認証するシステム)が開発され鍵の開閉だけだはなく盗難防止対策もできるようになりました。一方、住宅は少し前からチップ認証の補助錠が登場し鍵が要らないシステムが登場しています。さらに近年ではIoTにより鍵もインターネットに繋がろうとしています。技術革新は結構なのですが現時点のマイナスを書こうと思います。まずイモビライザーです。盗難されやすい車はプリウスです。プリウスと言えばトヨタが誇るHVで最新技術が投入されている車です。なぜ盗まれやすいのでしょう。簡単に言えばコンピューターをハッキングしてしまえばいいのです。少し前にイモビカッターと呼ばれる商品が話題になりました。これはオークション等で販売されイモビを無効化することが出来ます。最近の車にはOBDⅡと呼ばれる端子があり車の故障などを診断するための端子です。この端子を使いイモビを解除し別の鍵の情報を入れてしまうのだそうです。そうすれば、エンジンもかかるというわけです。勿論各メーカーも対策が進んでいると思いますがウイルス同様、犯罪者もさらに上を行くのではないでしょうか?鍵のデジタル化が進むとコンピューターの世界からのアプローチが出来るようになり解錠の技術がなくても鍵開けが出来てしまいます。次回は住宅編です。

2018.03.24 カテゴリー:

昨日、鍵交換に訪れたマンションで見かけたのだがドアの内側にポストのダイヤル錠の番号シールが貼られていた(マンションの仕様だと思う)。もちろん住人向けに貼ってあるのだが来客者誰でも目にする場所はどうかと思う。ポストの場合右3、左6等分かりやすく一瞬で記憶できる数字である。ポストは玄関と違い鍵交換は故障以外しない場所であり一回覚えれば何年も開けられる可能性がある。郵便物は個人情報の宝庫である為、名前、住所は勿論、電話番号、買い物の請求書、催促状など人にはあまり見られたくないものも多数あるだろう。また最近はメール便等小さいめの商品はポストに投函される場合もあり盗難の被害もある。その他、家族同士鍵の受け渡しにポストを使う人もおり合鍵が作られる恐れもある。鍵をかけない人は論外だがポストも重要な場所なのである。マンションの仕様で目につく場所に番号が貼ってある場合、シール等で隠した方がいい(勝手に、剥がすのはまずいので)。

2018.03.21 カテゴリー:

引越しシーズン真っ只中だが、部屋や家を選ぶ際に鍵を見る人はいないと思う。しかし後に鍵の事で困る事がある。MIWAロックは知っている人も多いと思うがあまり流通していないメーカーもある。特に古めの戸建ては色々なメーカーが乱立している。有名な所ではMIWA、GOAL、WEST、ALPHA、SHOWA(現ユーシンSHOWA)、古代等、少数メーカーとしてはHORI、技研、オーシマ、COW、YAMAHA(製造はWEST等)。また輸入住宅には現地の鍵が付いている。スイスの住宅にはASSA、アメリカの住宅にはKwikset等である。 困る事は、まずは合鍵。金物屋等では少数メーカーは置いていない事が多い。特殊キー(ディンプルキー)に交換できない事がある。(加工したり他社製品に変えてればOKの場合あり)、故障時にすぐには手に入らない場合がある(上記同様)。少数メーカーにあたってしまった場合、有名メーカーに比べ苦労するかもしれないが希少故に話のネタになったり他人と一緒が嫌な個性派にはいいのかもしれない。

写真はオーシマ、稀にこの鍵のマンションがある。

2018.03.18 カテゴリー:

この仕事をしていると年に何人か泥棒に何回も入られると言う人に会う。基本自宅に伺い鍵交換をするのだが既にディンプルキーが付いている。聞くと色々な鍵を付けてきたがすぐに入られてしまうと言う。中には複数鍵が付いているお宅もある。(7個位ついていた家もある)我々鍵屋はお客さんの依頼で鍵開けもするし、構造や最新の手口も知っているが、今の鍵(主にディンプルキー)はピッキングは基本無理である。マンション等、鍵以外から解錠する場合もあるが大きな工具が必要で、ある程度技術が必要。大体のお客さんは簡単に解錠して侵入してくるというが。(実際には侵入したのを目撃しているわけではない)。さらに以前の鍵屋等が防犯サムターン等も付けていたりするので鍵屋でも非破壊解錠は困難。このような場合は防犯カメラをお勧めしている。どのような手口を使っているのか教えてほしいとお願いしているが犯人が映ったという話も聞かない?犯人はきっと特殊能力を持っていると思う。

2018.03.15 カテゴリー:

当店でもお勧めしているデジタルロック。電源(電池)を必要とせず価格も手頃で耐久性もあり非常にお勧めの商品ですが一つだけ注意点があります。番号変換は何回でも変更可能なのですが多くのお客さんは最初に設定した番号で使用しているみたいです。結論から言うと注意点はたまに表面を吹く事です。何故か?番号面は扉の外にあり雨風ほこりなどにさらされています。同じ番号を使う場合そこだけきれいで他か汚れてるという事。これにより番号特定の危険性があります。説明書や施工業者等説明していると思いますが取り付け時は取り扱いに気を取られてて聞いていない場合が多いので付けている方及び付けようと思っている方はご注意ください。また、最初にすべての番号を押すと言う手もあります。

2018.03.10 カテゴリー:

最近は部屋を契約した際に鍵交換が必須の所が増えてきたが昔ながらの業者など鍵交換の話すらしない業者もある。中にはローテーション(鍵の使いまわし)を行い交換済みとする業者もある。必須の所は別として、鍵交換をするかしないか尋ねる業者(指定の鍵屋がある場)、全く鍵交換に感知しない業者(変えるなら実費で交換し鍵を何本か預ける/指定の鍵屋がない場合)、鍵交換を認めない業者(最近は少ない)、中には大家さんさんが自腹で交換してくれるなんて事もある。このように鍵交換に対しては業者次第で変わる為必ず確認することが必要。借りる側は交換していると思い込んでいる場合も多くトラブルが起こった際に揉めるになります。(実際にあります)。特に戸建て物件(中古)は内外装リフォームをしていても鍵交換はしていないことが多いので確認し交換していない場合は速やかに交換する事が必要です。

2018.03.07 カテゴリー:

家の敷地内にカメラやセンサーを張り巡らせいざという時に駆けつけてくれるホームセキュリティ。加入者は泥棒対策は万全と思っていると思いますがなにか勘違いをしていませんか?ホームセキュリティは警察ではなくあくまで警備員なのです。センサーに異常があったときに現場に駆け付け侵入なのかを判断することが仕事であり異常があれば本部や警察に通報します。基本、泥棒を捕まえようとはしません(警備員は民間の会社員です)。確かに護身術を身に着けていますが凶器をもっているかもしれない人物を捕まえに行く事は危険極まりない事です。センサーは感度がいい為に誤動作も多く確認が必要です。ベテランの泥棒はわざと誤動作を起こし警備員が何分で来るか確認、後日警備員が現場に来るまでに仕事を終わらせると聞いた事があります。(到着に時間がかかる地域を狙う。)決してホームセキュリティを否定しているわけではなくカメラや各種センサーによって泥棒に防犯をアピールし留守宅をいつも見守っていてくれると言う安心感はお金には代えがたい事かもしれません。

2018.03.04 カテゴリー:

先日、TVを見ているとレーザー盗聴器が紹介されていた。何の番組か忘れたが最新のハイテク機器(軍事兵器等)を紹介する番組で離れた場所からレーザー光線を対象の家の窓ガラスにあて室内の振動(声による空気の振動)を感知し、跳ね返ってきたレーザー光線を音に復元するというもの。室内でTV等が鳴ってても人の声だけ聴くことが出来るんだとか。価格は7~8百万。盗聴器の調査は主に電波式の物を探す。これは取り付ける側に大きなメリットがあるから。取り付けがしやすい。(電源タップ式が主流、バッテリーの心配もない)価格が安い。(2~3万位)安全。(離れた所で受信できる)見つかって回収されてもあきらめがつく等である。一般家庭で調査をしているとたまにレーザー盗聴器について聞かれることがある。個人をターゲットにする場合、数百万はあり得ないと説明する。たぶん大手の探偵社などでも使わないと思う。なぜならば名前の通り光線銃(ライフル銃のように長い)みたいな形状で、三脚を立てて使う。誰かに見れれたら通報されてややこしい事になるだろう。最初に書いたように国家に属する組織が使うもの。一般家庭においてこの機器機での盗聴の心配はほとんどない。

2018.03.01 カテゴリー:

本日、マンションの鍵交換に行ったのですが入口付近にマーキングを見つけました。マーキングはセールスマンや泥棒などが住人の動向を分かるように暗号化したもの。「11-15」や「M」や「W」、「S」等いろいろあります。これらは仲間同士の暗号ですが分かりやすいものもあります。「11-15」はこの時間留守。「M」は男性「W」は女性「S」は独身等です。ネットで「泥棒 マーキング」で検索すると沢山出てきます。今日の物件はオートロックありのマンションだったのでひょっとしたら泥棒のマーキングだったのかもしれません。(現在空室)表札周辺やポスト、ドア回りに書かれてることが多くマジックで書かれています。不審なアルファベットや数字を見つけたらすぐ消しましょう。消さないでそのままにしておくと数回にわたって入られることもあるので注意が必要です。

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