2018.05.24 カテゴリー:

何年か前からこのような案件が増えてきた。高齢化社会なのでしょうがないと思う。

さて、徘徊の為と言う鍵は販売されていないが防犯の知識を生かし色々話を聞き対応している。マンションに多いMIWA LAやBHはシリンダーとサムターン(指でひねる部分)が同じ方法で止まっているのでサムターンを外しシリンダーにしてしまう。これはサムターン回し対策だが有効。しかし普段は玄関周辺に内側用の鍵を置いておかないといけない。緊急時にでられなくなるから。また、両面シリンダーにできない時にはサムターン自体に細工してつまみを外せるようにする。これは古い戸建てに有効。また、お金に余裕があるなら補助錠が有効。サムターンが外せるものも多く中にはボタンタイプで内側、外側別々に番号の設定が出来るものもある。窓もクレセント(窓の鍵部分)にも鍵がかかるタイプもある(ダイヤルタイプもある)。家に閉じ込めてしまう感じになるが事故に巻き込まれ事を考えるとしょうがないのかもしれない。

2018.05.10 カテゴリー:

他社HPを見ていると解錠3000円~と言う見出しを見ることがある。電話帳の時代からこのような広告は存在した。玄関の鍵を失くし、手持ちのお金があまりない時にこのような広告を見ると飛びつきたくなると思うが100%、3000円では済まない。大体相場は1万~2万位だと思う。まず出張費が加算されていない。だいたい2000円~5000円位加算される。また3000円と言う価格は手提げ金庫等簡単なもので玄関は別料金。さらにこれらは税別価格になっている。結局相場(以上)になる。(一応どこかに小さく書いてある)現地に来た鍵屋に話が違うと言うとキャンセルの場合は出張費のみ払ってくれと言われ3000円程とられる。中には5000円払えと言う業者も(実話)。結局依頼してしまう。(これが狙い)HP上の価格は無視し数件の業者に電話して詳細を話し総額を聞くべきである。

 

2018.05.05 カテゴリー:

友人の弟の車が盗難にあったと言う話を聞いた。車種は忘れたがスマートキータイプのものだったらしい(イモビライザー付き)。朝、駐車場に行くと車がなくなっていたという。前にも書いたがイモビカッター等、ハイテク機器には逆に落とし穴がありやり方さえ分かれば技術力なしで盗難が可能になってしまう。そこで、最近はアナログタイプの商品が又売れているらしい。

ハンドルロックである。これは、ハンドルやアクセル、シフトレバー等にバー状の本体をセットして運転を物理的に出来なくする。価格も2千円位からで十字キー付き。十字キーはあまり出回ってない為ピッキングは難しいし本体も電動工具などで切断するしかないので有効。窃盗犯は盗みやすい車を狙う為、手間のかかる車は敬遠する。抑止にもなる。グーグル等で「盗難防止ハンドルロック」と入れれば沢山出てくる。駐車場に長時間止める機会が多い方、自宅から駐車場が離れている方は安いので一つ持っておくといいかもしれない。

2018.04.28 カテゴリー:

店舗物件で入口が自動ドアや引き戸(シャッターあり)で裏口にドアと言う物件。入口は表通りに面しているが裏口は路地にあり薄暗いと言った感じ。経験上、結構あるのではないでしょうか。これらの物件の場合、入口の防犯(お金かける)にお金をかける方がほとんど。しかし、裏口こそ対策しなければなりません。鍵は勿論、バール対策が必要になります。実はバールは技術不要の解錠ツールです。木製ドアやアルミ製でワンロック・ガードプレートなしの場合ものの数秒でこじ開けられる可能性あり。また防火ドア等でも大きく枠が曲がった現場も見たことがあります。枠やドア、錠前の被害は修理や交換に費用が高額になりますので頑丈なガードプレートをお勧めします。写真右の商品は材質も真鍮(一般品はステンレス)で長さも250・300・400(mm)あります。バールは錠前セットの真横(閂の部分)に入れるのがもっとも力がかかりやすい為長いと開けるのが困難になります。価格は取り付けを入れて2万位しますが被害にあうことを考えれば安いと思います。また、見た目から抑止力にもなるのでお勧めです。

左が一般用サイズ・右が250mm真鍮プレート(立体構造で隙間を少なくします)

2018.04.24 カテゴリー:

引っ越しシーズンも一段落したが残された盗聴器に注意したい。稀に部屋の壁の中に以前の住人を盗聴していた盗聴器が残されていることがある。コンセント付近から電源を取る為半永久的に電波を出す。以前に書いたが受信機を持っていれば聞く事が可能。ネット等で盗聴器情報が交換されており人が集まってくることがある。一時引っ越し業者のサービスで盗聴器調査をすると言うのがあったが今はもうやっていないと思う。引っ越し先で電話やTVに雑音が入ったり、近くに無線機のアンテナの付いた車がよく止まっていたら注意。盗聴波を聞くだけでは罪にならない。あなたの日常が流出しているかもしれない。

2018.04.18 カテゴリー:

今回は解錠の価格について。これは昔より高くなっていると思います。15年くらい前までは鍵開けといえばピッキングでした。鍵穴にいろんな形をしたピックツールを差し込みレーキング(ひっかく)か1ピンずつピンを上げ解錠していました。それでも開かない場合は破壊、(数百円のドリル刃1本あれば解錠可能)でOK。技術があれば基本的に経費が掛からない為、玄関でも安い所では数千円から対応可能でした。現在の鍵は基本的にピッキングが出来ない上に中には破壊対策も取られている為に上記のような一般的な解錠方法ではほぼ無理です。

鍵業界(解錠工具を開発)は扉の弱点を狙う工具や特殊なドリル刃を開発してきました。これがあれば解錠可能なのですが特殊な工具(鍵業界のみの販売)なので単価が高く、上記ドリル刃は削れてしまう為数回しか使えず数万します。価格に反映されてしまう為、解錠価格は高くなってしまいます。玄関以外でもたまにテレビに登場しますが金庫をコンピューターがダイヤルを回して解錠するもの(約50万)や車の鍵を組合わせで解錠する工具(数十万)、等あります。結局、防犯性が強化されると技術解錠が出来なくなり、特殊な工具に頼るしかなくなり価格が高くなります。

仕方のない事なのかもしれません。

 

2018.04.15 カテゴリー:

前回に引き続き価格について書きます。色々な要因で価格が変わると言う事を書きましたが会社である以上、しょうがない事です。しかし、自身の利益を少なくしても還元しようと言う会社もあります。鍵屋の場合、大手(法人)より個人店の方が圧倒的に多いと思います。大手は資金力があり宣伝にお金をかけています。その影響で金額が高くなります。意外と知らない人が多いのですが電話帳などで年間50万~80万円位(中サイズ)かかります。しかし現在、電話帳の反応は薄いのでその他にも手を打たなければなりません。その辺が価格が高くなる要因です。よく聞かれるのですが大手と個人店どちらの方がいいか?と言う質問。大手の方が安心と思う方が多いみたいです。大手は数人の作業員がいる場合が多くトラブルには強いかもしれません。(人により苦手な分野があるかもしれません)さらに鍵の在庫等は大手の方が持っている場合が多いと思います。しかし鍵交換についてはあまり差がないと思います。また裏技ですが個人店であれば家族等作業員は1~2人で営業されている方が多いと思います。つまり社長が作業をしているわけで値引き(複数作業)やちょっとしたお願いには対応してくれるかも?大手の場合、規定などで即決は難しいかもせれません 結局一長一短があり、私にはどちらがいいか言えないので見積(無料のお店)に来てもらい作業員、金額、在庫で判断するしかありません。 

 

 

2018.04.12 カテゴリー:

今まで、何回か書いていますが鍵には定価がない為言い値であると言う事です。当店を利用していただいた方には調査の為に他店の価格を聞いています。今までに最大で当店と5万円の差がありました。鍵交換の場合、使う商品(各メーカー独自の規格為)及び作業内容は全く同じです。確かに問屋などの問題で仕入れ価格は違うと思います。また大手の場合、人件費や広告料、店舗代、設備(機材)等考えると高くなると思います。20~30年前には鍵専門店は少なく主に金物屋が作業を行っており鍵開けが3~5万(現在は0.7万~2万位)、交換で2万~だったと聞いています。鍵交換と言う概念がなく(壊れなければ交換しない)、仕事が少なかったので仕方がない部分はあったと思います。このような状況があったので金物店で交換を行っているお店は高めな所が多いです。現在、鍵屋は沢山あり消費者が選べる状態にある為最低3件は電話した方がいいと思います。

2018.04.08 カテゴリー:

最後に番外編をお送りします。あまり見ない商品を解説します。玄関用の商品でリモコンオンリーの商品があります。ドアの内側上部に取り付けします。付属のリモコンで鍵の施錠、解錠が出来ます。強力両面テープで付ける為自分で取り付け可能です。非常にいいように思いますが本体及びリモコンが壊れたらアウトです。内鍵の為、外部からの解錠は不能です。その為あまり売れていないのだと思います。ネットで探せば若干見つかります。次もリモコンキーの補助錠ですがALPHA社が作っています。 MIWA NDRと互換がありそのまま取り付けが出来ます。外側に緊急用鍵穴もありリモコン故障時に鍵(特殊キー)でも解錠可能です。当店に在庫がありますが出た事はありません。鍵の要らないボタン式が普及し始めたので売れなかったと思います。最後に指紋登録式補助錠です。数社から出ており10万位で取り付けできます。非常に便利に感じますが精度の問題と屋外に設置がネックなのかもしれません。企業等で使われている商品はパソコンと繋がり数十万~数百万はすると思いますが補助錠は電池駆動で10万程です。まだまだ信頼に乏しいのではないでしょうか?一番の問題は屋外に設置する為に雨風埃にさらされると言う事です。もちろんカバーが付いていると思いますが読み取り面が汚れてしまう事によって認証がしにくくなってしまいます。その点人気のICタイプは非接触の為トラブルが少ないと言われています。

2018.04.05 カテゴリー:

住宅編もいよいよ最新のIoT対応の鍵です。インターネットにつながる鍵でネットでちらほら見ることがあります。スマートフォンやスマートスピーカーで解錠が出来、取り付けもサムターンに被せるだけなので賃貸でも付けられます。例えばこんな使い方が出来ます。彼女が彼の家に付き彼に電話、しかし彼は外出中。ここで彼がインターネットにつなげ解錠するという感じ。鍵の受け渡しの必要がないのです。勿論、ネットワークに接続するには暗証番号入力が必要なのでセキュリティーは万全です。本体はドアの内側にあるので雨風にあたることも直接攻撃さえることもありません。さてここからマイナス面です。

先日、どこかの商品がアップデート(スマホ同様、内臓プログラムを改善します)したら動作不能になったと言います。PCやスマホなどでもアップデート等で動作不能になることがありますが同じです。PC等壊れてしまったも生活に支障はありませんが鍵が固まったしまったら!?

スマートキーに頼り、外出時鍵を待たず出かけ戻ってきたら鍵が開かなくなったらゾットしますよね。家電品がインターネットに繋がりどんどん便利になりますがウィルスの心配もあると言います。ウィルスにより操作を乗っ取られる可能性があります。第三者によって自宅に鍵をかけられてしまう事もあるかもしれません。また直接のハッキングの可能性も!まだまだこれからの商品なので暫く待った方がいいと思います。

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