昨年中は大変お世話になりました。今年も宜しくお願いします。
お世話になっているお客様・業者様・関係者様
スピード出張・スピード解決・親切丁寧・低価格を目標に今年もがんがります。
本日も営業しておりますので鍵の事で何かありましたらお電話ください
すこし前まで高級錠の代名詞だった。MIWA EC錠。クリオやライオンズ等に採用されていた。
このタイプはピンタイプ(中心の穴)とマグネット(左右の黒い部分)のハイブリットであり、ディンプルキーが普及するまで高級マンション(オートロック連携)で使われていた。ピンとマグネットでロックされている為に基本ピッキングは不能。
世界的にも珍しい構造であった。
しかし古くなると磁石が弱くなったりする為、数年前に廃盤になった。
一番普及した中心の穴が4穴タイプは数十パターンしかなく専用工具が出てたり磁石部分も専用判別ツールもありけっして解錠できない鍵ではなかった。
(鍵屋には)ちなみに廃盤寸前には改良版の6穴タイプが発売された。
(写真商品)
以前あった話だが、家に帰ったら鍵穴に鍵が入らないという。
すぐに駆けつけ見てみるとまったく鍵がささらない。
鍵はMIWA U9である。
出かけるときには全く問題がなかったらしいので故障はあまり考えられない。
いたずらの可能性が高かった。
これは事件である。
証拠を残すため窓から入ることにした(戸建ての為)。
どうにか内側から鍵を開けると家主が家に入りしばらくすると奇声を上げた。
家の中が荒らされていたのだ。
つまり泥棒の被害にあっていた。
その後、刑事や鑑識がやったきて大騒ぎになった。
証人としてしばらく現場にいた。
試しに鍵を分解してみると鍵の奥の方から草のようなものが出てきた。
泥棒は犯行を行った後に鍵に詰め物をして逃走の時間稼ぎをすることがあるらしい。
U9の構造をよく理解している犯人だと感じた。
鍵のいたずら防止には鍵の上に鍵という商品もある。
上は主に団地やノブタイプ下はU9やUR(このタイプなら戸建てにも使えます)に最適。
鍵穴がないのでピッキングや詰め物対策に抜群の威力。
賃貸の補助錠的な使い方もできます。
付けられない種類もあるので気になる人はお電話ください。
ある女性が部屋を借りた。
不動産屋に部屋の鍵を変えるか聞かれたが予想以上にお金がかかったので鍵交換はしなかった。
しばらくしたら部屋の異変に気が付いた。お風呂が濡れていたり、食料が減っていたり。
気のせいだと思ったが頻繁に起こるので小型カメラを部屋に仕掛けることにした。
カメラには見知らぬ男性がお風呂に入ったりする姿が映っていた。警察に証拠の映像を提出し男は逮捕された。
男によるとネットオークションで部屋の鍵を買ったらしい。
男は他にも捕まったか聞いてきた。警察が捕まっていないと言うと。
何個か売れていたけどと言ったという。
この話はどこで見聞きしたのか覚えていないので都市伝説として紹介するが実際にあり得る事で、部屋を解約するときには業者には借りた本数返せばいいので合鍵は手元に残る。長くなったが鍵交換はしたほうがいいという話である。
少し前にサムターン回し対策がはやった。サムターンとはドアの内側のつまみの部分の事で鍵の性能が上がりピッキングが難しくなった為、扉に穴をあけたり、ドアの隙間から針金等で直接サムターンを狙って解錠するようになった。対策としてサムターンを守るカバーやボタンを押してから回すもの、鍵穴タイプ、サムターンが取れるものなどいろいろと販売された。
ホームセンターに行くとこれらのものが売られている。メーカー製の商品などもあり全室
交換済みのマンションもあり抜群の効果がある。現在の鍵は何回も言うようにピッキング
は難しいため鍵屋もサムターン自体を解錠する特殊な工具を使う。サムターン回しの
対策がされているとそれが使えないので鍵を壊すしかなくなる。破壊+交換になる為、
料金は高額になる。犯罪者によるサムターン回しは実際には少ないのでサムターン回し
の対策はおすすめしない。
よくお客さんの所に行くと、だましだまし使っていたということを聞く。
鍵の不調はいきなり起きることは少なく何年もかけて悪くなっていく
その為、だましだましはあり得ない。鍵の抜き差しが悪いとか、たまに
空回りするとか、鍵の回りが悪いとかで何らかの理由で一時的によくなっても
確実に悪い方に進んでいる。一番怖いのは錠前本体(扉の中やドアの内側にある)
が壊れてしまいドアが開かなくなることである。家の中にいる時ならまだいいが
家の外にいる時に壊れたら大変なことになる。まず鍵を壊し、その穴から錠前
本体を壊す。閂は周辺にはバネなどがありなかなか思うように動かない。
料金も破壊+交換になるので高額になる。多少の不調なら数千円で治る場合もあり
寿命も伸ばせるので早めに対処しましょう。
合鍵を作る際、皆さんはどこで作るだろうか?
金物屋さん、鍵屋さん、ホームセンター、なんでもやさん等キーマシンを持っている
お店なら作れるだろう。しかし昔の鍵と今の鍵では精度が異なる。
通常タイプで一番売れている鍵(MIWA U9)は非常に精度が高く古いキーマシンでは
作るのが難しい。(腕前にかかわらず)。町の金物屋さん(老舗)とかは古い、
キーマシンを使っていることが多く、合わないことが多い。(キーマシンは2~30万
位はするのでなかなか買い替えることができない)
最近のキーマシンにはU9専用バイスがありさらに狂いずらい工夫がされている。
餅は餅屋と言いますが合鍵作成は鍵屋に任した方が間違いないと思います。
(決して他の業者様を否定しているわけではありません)
本屋さんにはいろいろな本が売られている。
鍵屋を始めた頃、店頭で見つけ買ったのがこの本である。
これは、業者用の本ではなく、一般の書籍で構造や開け方が記載されている。さらに
当時は解錠工具等も買う事ができたので練習次第では解錠のスキルを得ることが
可能だった。基本的には防犯を啓蒙するのが目的だと言うが怖い話である。
個人所有の防犯に役立つ本が多数あるのでまた紹介したい。
少し前に電話で解錠依頼がありました。
彼女の家に大事な書類を忘れてどうしても中に入りたいが鍵を持って出るのを
忘れたといいます。急いでいるが彼女に連絡が取れないらしく焦っていると電話がありました。自分の身分証明はできるが部屋に住んでるわけではないので証明ができないという感じです。昼の解錠依頼ですし、電話の感じだと普通の若者といった感じです。
他の鍵屋にも散々断られたといいます。事情は分かりますがかなり厳しいケースです。
本当なら助けてあげたいのですが何らかの証明ができなければ依頼を受けられません。
他人の家の解錠と言う仕事は犯罪に巻き込まれてしまう事があるからです。
中には怒りだすお客さんもいますが断らなければなりません。
今回は特殊なケースですが、鍵は忘れないようにお願いします。
MIWAロック定番のU9には年代別に3種類ある。
初代(平成13年以前)のタイプ(写真上)には弱点があり専用破壊工具が
発売されメーカーは改良版を発売(2代目)1年ほどでさらに改良された
3代目(現行タイプ)が発売された。これにより標準タイプでは
最も安全な鍵になった。(ピッキング対策は最高評価・破壊対策もとられた)
見分け方は現行タイプは写真下のデザインになりこのタイプの鍵をお持ちなら
安心して大丈夫である。(2代目は若干デザインが違う・初代タイプでも合鍵は
現行タイプのデザインで作ることがあるので注意が必要。)