先日、繁華街のマンションに鍵交換に行きました。何回か行ったことがあり駐車場もなく観光地の近くの為周辺のコインパーキングは劇高である。(業者依頼でパーキング代は自腹)その為、バイクで行くことにしました。正面玄関横の邪魔にならない所に止め管理人さんに一言と思った瞬間、後ろに管理人さんが!菅:「なにかごようですか」私:不動産屋さんの依頼で鍵交換に伺いました。管理人さんは笑みを浮かべ、「裏の駐輪場にお願いします」と言うと私が裏にいるのでと言って中に入っていきました。建物を回り、裏の駐輪場に着くと「ここに止めて」とニコニコしながら誘導してくれました。色々な管理人さんに会いますがずーっとニコニコ対応された方は初めてでした。ムスッとする人や中には喧嘩ごしの人もおりました。訳のわからない人物がやってくるのでしょうがないと思いますが非常に高感が持てる管理人さんでした。
何年か前まで小型カメラは値段が高く普及していなかった。しかし近年、数千円で買えるようになり盗撮カメラとして普及する可能性がある。コンセント型盗聴器などは取り付けに数秒(コンセントにさす)程度だが盗撮カメラは隠さなければならない為、時間がかかるのが弱点だ。しかし完璧に隠せれば***な姿も見れるかもしれない。無線式は部屋の外で受信する為、安全に盗撮できるが電源を確保するのが難しい。録画型(メモリーカードに記録)は最近色々な偽装タイプが出ており電卓型、置時計型、掛け時計型、マウス型、ペン型、フック型、車のリモコン型など複数ある。電池で稼働するタイプは数時間しか持たないが置時計のように電源式はかなり長く盗撮できる。しかしこのタイプはメモリーカードを回収しなければならない。あとネットワークカメラをうまく隠しUSBで電源を取りネットワークにつなげてしまえば日本中どこからでもスマホで盗撮できる。スマホのアプリにより録画もできるし、帰宅したらメールでお知らせなんかもできる。これらのカメラは防犯カメラとして作られているが悪用すれば立派な盗撮カメラになる。次回は防御法について書こう。
プロ仕様の盗撮発見器
意外と知らない事ですが窓に鍵はありません。写真1はなんなの?と言われると思いますがクレセントと言い窓の気密を高め断熱・防音を高める為のもの。ガラスを割ればいとも簡単に開けられてしまいます。一戸建ての場合、ほぼ窓が狙われます。熟練の泥棒はあまり音を出さず短時間で窓ガラスを割る方法を知っています。一戸建ては玄関以上に対策をしなければなりません。最近の住宅は結構防犯ガラスが採用されていますが古い住宅は対策が必要です。泥棒は基本的に窓を割り、クレセントを開けて入ってきます。ホームセンターでサッシの鍵(数百円~・写真2)を上か下、又は両方に付けるだけでもかなり防犯度が上がります。さらに業者に頼むことになると思いますがクレセント自体にに鍵が付いているものに交換したり・スライド錠(写真3)を取り付ければほぼ安全と言えます。
写真1 写真2
写真3
以前にミニ盗聴発見器について書いたが自分で盗聴器を発見するには2万以上の受信機を買うと良い。受信機と言うのは名前の通り受ける専門の無線機でトランシーバーのような形をしている。(据え置き型もある)。簡単に言うと何でも聞けるラジオのようなもの。
一般の感覚からすると「何に使うの」と思われるかもしれないが世の中には受信マニアと呼ばれる人がいて、通常で聞く事の出来ない生の声を聴きたいと言う人達もいる。この機械があれば電車の無線や飛行機の無線、救急や消防(一部デジタル化)の無線を聞く事が出来
きいち早く最新情報を知ることができる。話はそれたが盗聴器も聞ける。受信機にはサーチ機能があり電波を探し出してくれる。昔は自分で盗聴波をインプットしなければならかったが最近の受信機には盗聴器調査モードが初めから搭載されワンタッチで調べることが出来る。
写真の受信機は目玉マークを押すとサーチが始まり見つけると周波数と音が出る。室内の音がしていれば盗聴器がある事が確定。次にSPYモードになりピー音で探す事が出来る。こちらは実際に現場でも使用しているので信頼性は高い。TV等でやっているアナログ式の盗聴器は素人でも発見できるかもしれない。しかし盗聴器発見には経験や知識や他の機材も使用するので過信しない事である。
※写真はVR-150 無線機の会社が作っているので信頼度が高い。
以前、ECのオートロックの鍵を依頼されて作ったことがある。4穴タイプはサンプルキーがあり管理人に確認してOK。あと左右の磁石部分は鍵穴に特殊な工具を入れすべての磁石の
SNを判断しサンプルにセットすれば鍵が完成する。
ECタイプは古くなると磁石が弱くなるので微妙ではあるが完成。1つでもSNを間違うと鍵は動かない。何度も動作確認し最終的に磁石を接着し、
お客さんにも確認してもらって終了した。
その後、約2週間位した頃電話があり突然鍵が使えなくなったと言われた。考えられるのは磁石が取れるしまう事位。現地で待ち合わせし鍵を確認。異常なし。オートロックの鍵穴
を見るとなんか違和感が?なんか光輝いている。管理人に聞いてみると当店が作業したすぐ後に交換(中身構造は同じの新品)したらしい。
磁石を調べると前回なかった場所に磁石反応がある。古いシリンダーは一部に磁力が完全に失われており、交換によって磁力が復活。作成した鍵では回らなくなったという
訳である。作成時には鍵交換は知らされておらず(知っていれば交換後作成)、当時の鍵穴に対しては問題なく鍵が回ったので当店には落ち度がない。
多分、他の鍵屋も同じ作業をすると思う。依頼者は部屋のオーナーで今回はリピートだったので半分返金して新たに鍵を作成して一件落着した。非常に稀なケースである。
※MIEA EC(写真は6穴タイプ)
2ロックの場合、上下同じ鍵である事が多い。これを専門的に言うと2か所同一キーと呼ぶ。
単純に使い易い為であるが現場でお客さんから別々にして欲しいとか別々の方がいいんでしょと言われることが多い。これは昔の話で今は同じ鍵の方がいいと説明している。
昔の鍵はピッキングに弱く、数分で開けることができた。その時、熟練の鍵屋(泥棒)はピッキングツールで内部のピンを触ることで構造をある程度把握出来た。これにより1個目の鍵に2分かかったとしても2個めは30秒程度で開いてしまう。単純に上下が別々なら4分かかる事になる。しかし現在の鍵は、性能表示で説明した通り5分や10分以上開けられないし内部を把握することが困難であったりピッキングがしずらい構造の為、上下別々でも同じでも開けられないので同じ方がいいと説明している。それでも別々がいいという人には対応しますが!?
(住宅メーカーのものは同一しか販売していないものもあります。)
以前に仕事の依頼で鍵を閉めてほしいと言う依頼があった。一瞬??と思ったが現地で話を聞くと
その建物(一軒家)は会社の寮で複数人で住んでいるらしい。出入口は一か所で最後に出る人が
鍵をかけなければならない決まりだが鍵を貰うのを忘れた為だと言う。鍵を閉めないと出られないし
持っている人を呼び出すのも厳しいということらしい。あまりお金がないので安くやってほしいと
懇願された。ピッキングは主に解錠するものだが施錠にも用いることができる。しかし
安くやるために裏技の逆サムターン回しを使うことにした。悪用される恐れがある為10分ほど
現場を離れてもらい。あるもの(100円ショップ等で手に入るもの)を使い数十秒で鍵をかけた。
推理小説などに登場しそうな方法だ。
実は泥棒が逃げる際、住人に悟られないよう鍵をかける為に用いる方法らしい。やり方は簡単
なので人払いしてから行う。ただあまり使う機会はない。
※この部分をサムターンと言う。
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