2018.01.23 カテゴリー:

以前、ECのオートロックの鍵を依頼されて作ったことがある。4穴タイプはサンプルキーがあり管理人に確認してOK。あと左右の磁石部分は鍵穴に特殊な工具を入れすべての磁石の

SNを判断しサンプルにセットすれば鍵が完成する。

ECタイプは古くなると磁石が弱くなるので微妙ではあるが完成。1つでもSNを間違うと鍵は動かない。何度も動作確認し最終的に磁石を接着し、

お客さんにも確認してもらって終了した。

その後、約2週間位した頃電話があり突然鍵が使えなくなったと言われた。考えられるのは磁石が取れるしまう事位。現地で待ち合わせし鍵を確認。異常なし。オートロックの鍵穴

を見るとなんか違和感が?なんか光輝いている。管理人に聞いてみると当店が作業したすぐ後に交換(中身構造は同じの新品)したらしい。

磁石を調べると前回なかった場所に磁石反応がある。古いシリンダーは一部に磁力が完全に失われており、交換によって磁力が復活。作成した鍵では回らなくなったという

訳である。作成時には鍵交換は知らされておらず(知っていれば交換後作成)、当時の鍵穴に対しては問題なく鍵が回ったので当店には落ち度がない。

多分、他の鍵屋も同じ作業をすると思う。依頼者は部屋のオーナーで今回はリピートだったので半分返金して新たに鍵を作成して一件落着した。非常に稀なケースである。


※MIEA EC(写真は6穴タイプ)

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